酢胡椒で広がる、お酢の楽しみ方~相性抜群の料理3選

皆さん、『酢胡椒』をご存じでしょうか?実は、とば屋のお客様アンケートにおいても、何度もおすすめと紹介されるほど、熱い支持を集めている組み合わせなのです。

壺之酢と胡椒のみで餃子のつけだれにするのが好きです。
この壺之酢を使った「酢胡椒」は、壺之酢ならではの独特の香りとコショウの香りの相性が抜群で、料理のおいしさを引き出してくれます。この刺激的で新しい感覚をもたらしてくれる「酢胡椒」の美味しい食べ方を皆さんにご紹介します!
酢胡椒とは?シンプルながら、さっぱり美味しいタレ
酢胡椒とは、酢と胡椒を組み合わせたシンプルな調味料です。最も有名な使われ方は、大人向けの餃子のタレ。『マツコの知らない世界』や『孤独のグルメ』などのTVメディアでも、何度も話題になっている食べ方です。
酢のさっぱり感と、ピリッとした胡椒のアクセントで、いつもの味に新しい風味を加えてくれます。胡椒はとにかく、たっぷり使うのがおすすめ!胡椒にお酢を吸わせるくらいの勢いで、しっかり刺激を効かせます。
基本の作り方
材料
酢(壺之酢) | 大さじ1 |
胡椒 | ドロドロになるくらいたっぷり |
作り方
【1】酢を小皿に入れる。
【2】胡椒をたっぷり加える。ドロドロになるくらい胡椒をお酢に溶かします。
【3】軽く混ぜて完成。
混ぜるだけで簡単に作れます!粉末状のテーブルコショウを使うと混ぜやすいです。壺之酢をつかった「酢胡椒」は、本当に相性がよく、香り高く仕上がります。なんでもお酢をかけてしまうような、お酢ラーの皆さんにはとくにおすすめです!
酢胡椒と相性の良い料理
【1】 まずは餃子のタレ。肉多め・味濃いめが合う!

酢胡椒の王道の使い方は「餃子のタレ」です。餃子には、「酢醤油+ラー油」が一般的ですね。それから、ポン酢しょうゆでいただくという方もいます。ラー油の唐辛子由来の辛味も刺激的で美味しいですが、胡椒のパンチの強さも相性抜群です!
酢胡椒のみで、ジューシーな餃子がキリッと際立って、後味がさっぱりします。外食で餃子を食べるときも、テーブルに酢と胡椒が置かれていることが多いです。酢醬油タレとは別に、酢胡椒タレも用意して、味変しながら気軽に試してみてください。焼き餃子だけでなく、ニラ饅頭や水餃子など、点心系全般とも合いますよ。
【2】肉まん・豚まん(お客様からのオススメ)


肉まんをお酢とブラックペッパーで食べると最高に美味しいですよ
アンケートで寄せられたこの食べ方。西日本(とくに九州や中国地方)では、肉まんに酢醤油やポン酢をつける文化があるそうです。私は何も付けずそのまま食べていたので、どうやってタレを付けるんだろう?と疑問に思って調べたところ、一口食べてからかけるか、半分に割ってタレをかけるそうです。というわけで、半分に割って、片方に酢胡椒をかけて実際に食べてみました。
とても美味しいです!!肉がうまい!
そもそも『肉まん』の味付けは、東西で大きく違うので、西日本の、いわゆる『豚まん』に合う食べ方ではないかと思っています。ジューシーな豚肉餡に、酢の酸味とスパイスのアクセントが絶妙。食が進みます。ふわふわ生地の部分に酢胡椒がかかるのは違う感じがしたので、肉餡の部分に、酢胡椒をダイレクトにかけて、お酢を絡めるのがポイントです。
【3】塩鮭、鮭の塩焼き
朝ごはんにあると嬉しい、鮭の塩焼き。鮭の脂身と塩気が美味しく、白ごはんがすすむおかずですね。この塩鮭を、酢胡椒につけて食べると、塩加減と胡椒のピリピリの相性がよく、とても美味しくなります!
塩鮭は、甘口(甘塩)・中辛・辛口など、モノによって塩分濃度が変わります。実際に食べてみると、想像よりもしょっぱかったという経験のある方も多いことでしょう。酢胡椒で、身を洗うようにまとわせると、塩味がマイルドになって、味が引き立ちます。
まとめ
酢胡椒は餃子のタレとして評判ですが、実は、さまざまな料理に合わせられます。特に、「塩味がしっかりついた料理」との相性が良く、味に深みと爽やかさを与えてくれます。普段の料理にちょっとした変化を加えたい方は、ぜひ試してみてください。また、「こんな料理にも合うよ!」というアイデアがあれば、ぜひアンケートやコメントで教えてくださいね!
このレシピで使われている商品のご案内
中野 貴之
酢醸造家/(株)とば屋酢店 第13代目
「お酢のことならなんでもご相談ください」がモットー。お客様に「また使いたいと思っていただけるお酢」をお届けできるよう社員と力を合わせて精進中。セミナー講師も時々お引き受けします。
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