巻き寿司を楽しもう♪ こだわりのすし酢で手軽にご馳走ごはん
春の気配を感じる頃となりました。節分にひな祭りと、季節の節目を彩るお祝い事が目白押しです。定番の恵方巻に、華やかなちらし寿司。大好きなお寿司は、子どもたちの笑顔を引き出してくれます。
今回は、特別な日のご馳走ごはんに、ご家庭で巻き寿司作りを楽しむアイディアをご紹介します。家族で一緒に手を動かし、お寿司を巻く楽しさを通じて、春の訪れをより一層感じていただけたら幸いです。
おうちでつくる巻き寿司の良いところ
自由に具材をアレンジできる!
すし飯は万能です!昨今の回転寿司屋さんでもみられるように、刺身だけでなく、焼肉やカツ、野菜サラダなど、どんな具材とも相性抜群。かならず美味しくなります。
節分の恵方巻の場合、縁起の良い七福神にあやかって7種類の具材を入れるそうです。しかし、厳格なルールではありませんので、好きな具材を好きなように巻いて、楽しむことを優先しましょう。
親子でチャレンジできる!
巻き寿司づくりは子どもたちにも大人気。巻きすでグルグルするのですが、これがなかなか難しく、そして面白いのです。巻き終わったお寿司の断面を切る瞬間、親子で注目してしまうことでしょう。
太くしすぎたり、具が寄ってしまったりするでしょう。失敗してもいいのです。崩れてもいいのです。自分でつくっておいしく食べるという経験が貴重なのです。
わが家は子どもの方が上手に巻けますよ笑
たくさん作れる!たくさん食べられる!
大好きなお寿司ですから、お腹いっぱい食べたいものですね。作りすぎて余ったという場合は、翌日のお弁当に入れてもOK。酢飯は、酢の抗菌効果もあるので、冷蔵保存も可能です。ただし、魚介類を使ったお寿司は、新鮮なうちに食べるようにしましょう。
※保存について
- 海苔が湿らないように、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫(野菜室)での保存がおすすめです。
- ラップを使うと、海苔がラップにくっついてバラバラになります。
- 長時間冷蔵庫で保存すると、お米がかたくなってしまうので、野菜室がおすすめです。
- できれば翌日までには食べ切るのが理想です。
基本の巻き寿司のつくりかた
【1】巻きすに海苔をセットする
【2】酢飯をのりにのせる
【3】具材をのせる
【4】巻く
【5】整える
巻き寿司の楽しいアイディア5選
お花の飾り巻き寿司
海苔を贅沢につかったお花の飾り巻きです。花びらの部分は桜でんぶなどを混ぜこむとピンク色で綺麗に仕上がります。
巻き寿司用海苔のサイズを「全形(ぜんけい)」といいますが、これを三つ折りにして切り分けると花びらにちょうどよいサイズになります。
酢飯の色をほんのり色づけるには、とば屋のさくら酢を使うのもおすすめです。こちらは春限定の商品で、さくらの香りが特徴的なすし酢です。今年も3月〜4月に販売予定です。会員さま向けにSNSやメールマガジンなどで販売を告知しています。お楽しみに!
薄焼き卵の巻き寿司
海苔がなくなった!という時は、薄焼き卵で巻くのがおすすめ。カラフルで見映えのよい一品です。
薄切りキュウリの巻き寿司
海苔の代わりに、薄切りのキュウリを使ったヘルシーな巻き寿司です。キュウリはピーラーで縦に長くスライスし、斜めに巻き込むように並べています。シャキシャキとした食感が楽しいです。
おぼろ昆布の巻き寿司
鯖寿司の上によく載っている昆布といえば、福井県名産のおぼろ昆布。おぼろ昆布を使った巻き寿司もとても美味しいです。
今回は、手元になかったので、とろろ昆布で代替しました。とろろ昆布の場合、細かくほろほろになるので、上からまぶすようにかけると良いかもしれません。
野沢菜(青菜)漬けの巻き寿司
野沢菜漬けを使った、ピリッとした辛みが特徴の巻き寿司です。野沢菜漬けは、長野県の郷土料理のひとつで、おにぎりの具材にもよく使われています。青色が美しく、他の具材とは一味違った味わいを楽しませてくれます。
巻き寿司を家族で楽しむことは、ただ食事をするだけではない、特別な体験となります。この記事を参考に、家族や友人と一緒に、巻き寿司作りを楽しんでみてくださいね!
中野 貴之
酢醸造家/(株)とば屋酢店 第13代目
「お酢のことならなんでもご相談ください」がモットー。お客様に「また使いたいと思っていただけるお酢」をお届けできるよう社員と力を合わせて精進中。セミナー講師も時々お引き受けします。